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GOLF BLOG 「WELL OUT」

ゴルフはもっとやさしくできる

2017-02

その差って?

「こんなに練習しているのにさっぱり上手くならない」
「これだけ練習したので早く上手くなった。」
その差って何ですか?(笑)

スライスやフックで満足しているゴルファーはいないでしょう。
曲がりを少なくして、フェードかドローボールを打ちたい。
そしてどの番手でも同じ球筋をコンスタントに打ちたい、と思って日々練習しています。

ただいつも言っているように、クラブには個体差があってその結果出る球筋は一種類ではないのです。
だから多くの番手でたくさん練習しないと気が済まない、そんなゴルファーが多いのです。

個体差があるクラブの場合、5本のクラブで200球練習すると、5種類のスウィンクを40球ずつしていることになってしまいます。
個体差がなければ、5本のクラブで200球練習すると、1種類のスウィングで200球打っていることになります。
同じ練習量でも上達の早さに違いが出てくるのは当然です。

一番の差は、クラブです。

静的精度と動的精度

ここで言う静的精度とは、クラブパーツのロフト・ライ・重量・フレックスなどパーツの要素の精度です。
動的精度とは、打球した時の打点・球筋・打ちやすさの精度です。

静的精度は良いに超した事はありません。
では静的精度の高いパーツで組み上げれば動的精度も高くなるかというと、これは全くの別物です。

アイアンで例を挙げてみます。
アイアンヘッドの精度に関するものには、ロフト角・ライ角・重量などがあります。

精度が高くカタログ通りのロフト角で組み上がっていても、番手間の飛距離の差が違ってくる場合があります。
それは何故かというと、それぞれの番手で打点が違うからです。
打点が芯を外れれば飛距離は落ちます。
芯を喰って初めてその番手の距離が出るし、番手間のロフト差の精度も生きてくる訳です。
そして芯を喰う・喰わないは腕だけではなく、クラブの回転時のバランスに因っても違ってきます。

ライ角でも同様で、流れ良く数値が揃っていても、打球すれば番手により球筋に違いが出ます。
クラブのライ角方向のヘッドの入りもまた、回転時のバランスで変わるのでこうしたことが起きてきます。

上記のようにパーツの静的精度が高いからといって、クラブの動的精度も高くなる訳ではないのです。

動的精度を高める為の調整が回転時のバランス調整で、今のところこれが最終調整でしょう。
測定器・調整器は市販されていないので、打球して調整するしかありません。
それでも人間の感性は優れているので、百分の数グラムの違いをも感じ取り調整できます。
もし調整器が出来たとしても、回転の固定軸を持たないクラブの場合は打って調整するのが一番早く正確かもしれません。

精度も含めて良いパーツを選んで、余計なことをしないで組んで、最終調整として回転時のバランスをとる、これがベストです。
ここまでして初めて静的精度の高さが活きてきます。

二つのショット

ショットは大きく分ければ二つです。
ボールを上げるショットと転がすショットです。
手首のコックが入るのが前者、入らないのが後者です。
前者をツーレバーのスウィング、後者をワンレバーのスウィングと言ったりもします。
(腕とクラブが手首のところで折れるか折れないかの違い)
ゴルフで覚えなければならないショットは、基本この二つです。
後はこれらの応用です。

その為の構えはというと、同じ構えで二つのスウィングをする人と、それぞれを別な構えでする人とがいます。
私は後者、つまり上げるのか転がすのかで構えも変える、をお薦めしています。
理由はその方がそれぞれのショットの理に叶うというのと、リスクが少ないと思うからです。

では具体的にその構えです。
●ツーレバー(上げるショット)
・ボール位置は左(左足踵の内側を基本)
・前傾をとりハンドダウン(背骨とシャフトはほぼ90度)
・(前後)拇指球荷重

●ワンレバー(転がすショット)
・ボール位置は、パッティングは左、チップショットは右
・前傾は少なめ、ハンドアップ(ボールに近づいて構える)
・(前後)踵荷重(ボールに近づいて構える)

ツーレバーは身体全体を使うスウィングになり、ワンレバーは上体主体のスウィングになります。
というか、そうした目的のためにこうした構えをとる、というのが正確ですか。

足(つま先)の向きについて

プロゴルファーの足の向きは、下図のように左は90度の四分の一程度開いて、右はほぼ真っ直ぐに構えているのが多いです。

つま先


何故こう構えるゴルファーが多いのでしょうか?

左足の向きは何に影響を与えるのでしょう。
・ターンに影響する
 開くほど右へのターンはし辛くなります。
 真っ直ぐにすると左へのターンがし辛くなります。
・受けに影響する
 インパクトでは左脚で踏ん張ります。
 開けば開くほど踏ん張り辛く、腰も後ろに引けます。
張りのあるトップ、踏ん張りの利くインパクト、膝に掛かる負担の少ないインパクト。
これらの条件を満たすのが、90度の四分の一程度開いている左足でしょう。

右足の向きは何に影響を与えるのでしょう。
・ターンに影響する
 開くほど右へのターンはし易くなります。
・受けに影響する
 開くほどトップでの受けはし辛くなります。
・地面反力の方向に影響する
 開くほどダウンスウィングで右方向に力を使うようになります。
トップでターンをしっかりと受け、ダウンで目標方向に力を出す。
これらの条件を満たすのが、ほぼ真っ直ぐな右足でしょう。


アプローチショットでは何故左足を引いてオープンに構えるゴルファーが多いのか?

open.jpg

(肩はスクエア)

左をオープンにするほど右へのターンはし辛くなります。
その分コントロールショットでのトップが、小さくとりやすく、且つ張りのあるものとなります。
アイアンは短くなるほどヘッドの重心位置はシャフトより遠くなります。
そうした意味では被り易いクラブでもあります。
オープンにすることで下半身に切れを作っておくことでそれを防いでいるのでしょう。

出逢い、そして

いわきに出張で来られていた時に、アイアンのシャフトをもう少し重いものにリシャフトしたいと言ってご来店されたのが、初めての出逢いでした。
ゴルフを始めてまだ1年にならない時期だったようです。
試打クラブを打って頂き、「ここのクラブは何でこんなに打ちやすいの?」、そんなやり取りで回転時のバランス調整の話をさせて頂いたように記憶しています。
いわきに滞在中に数度に分けて全ての番手を回転時のバランス調整されたクラブに買い換えられました。

あれからこの春で4年になります。
彼に逢えるのはグリップ交換・再調整後のお渡しの時、年に一度です。
そんな彼から昨夜メールが届きました、JGA オフィシャルHDCP 6.9になられたとの事でした。
またこんな事も書かれていました。
「回転時のバランス調整に出会っていなければ大げさではなく、ゴルフを辞めていたかもしれません。」

回転時のバランス調整を始めて四半世紀位にはなるでしょうか。
こんなに時が過ぎても何時までもこの調整はマイナーです。(笑)
ただこうしたメールを頂くと、この仕事を続けて来て良かったと思いますし、気持ちも新たになります。
ありがとうございます。

「良いクラブが良いスウィングを創る」
これからも 丹念に一念に。

ゴルフはもっとやさしくできる

「こんなに練習しているのにさっぱり上手くならない。」
「昨日は良かったのにきょうはさっぱり駄目。」
「長いことレッスンを受けているのに思ったほど上達しない。」

39年ドライビングレンジにいると結構聞く機会の多いお客様の言葉です。
思い当たる方、長文ですがお読みいただければと思います。


組み上げただけのクラブセットでボールを打つと、番手によって結果にはバラツキがでます。
それは高速回転するクラブの回転時のバランスの個体差によるものです。
これはゴルフの腕前とは全く関係のない、クラブ自体の問題です。

この個体差は分類すると次の三種類です。
1.構えたとおりの位置に、構えたとおりのフェースの向きで戻ってくる
 結果はナイスショット
2.構えた位置まで落ちきらずに、フェースターンが早めに起きる
 ヒール寄り薄めに当って左へ飛んでいく
3.構えた位置より早く落ちて、フェースターンが遅れて起きる
 トー寄り厚めに当って右へ飛んでいく
2と3は程度の差もあります。
これらの個体差のあるクラブ14本が混在しているのがゴルフセットです。

多くのゴルファーはこうしたクラブの個体差で起きてしまう結果の違いを、自分自身の腕に原因があって起きる事だと思っています。
これがゴルフを難しくしている一番の要因です。

「先生、左へ飛んでいくのですが、どこがいけないのでしょう?」
左へ行きやすい個体差のクラブであっても、これを構えやスウィングで修正する事は難しいことではありません。
スライスを打つ、構え・スウィングに矯正していけば良いだけです。

ですが、この矯正したスウィングが全ての番手に通用するかというと、そうではありません。
上記のように組み上げただけのクラブには個体差があります。
全ての番手で同じように左へ飛ぶボールが出る訳ではないのです。

ひとつの番手で球筋を良くすれば、番手を変えればまた球筋は変わってしまいます。
またその番手で良い球筋が出るようにスウィングを調整しなければなりません。
これらは練習場だから何発も打てて調整できますが、コースへ行けば一発勝負です。
番手に合わせたスウィングを一発で決め、ナイスショットを打つ事はほぼ不可能です。

個体差があるといってもフェースに当らないクラブなどありませんから、ボールは前に飛びます。
良いスコアはなかなか出ませんがゴルフは出来ます。


回転時のバランスが未調整のクラブでもゴルフの上手なゴルファーは多くいます。
それはクラブの個体差を自分自身のスウィングで少なくしているのです。
インパクトを力でコントロールするということです。

足回りの調整が不十分で、平地でもハンドルが左へ取られる車が有ったとしましょう。
この車を真っ直ぐに走らせるためには、力ずくでハンドルを真っ直ぐにして走れば何とか走ることが出来ます。
ただスピードが上がれば上がる程それは難しくなっていくでしょう。

時速百数十キロで回転しているクラブの個体差をコントロールする事は簡単ではありません。
そこに辿り着くまでにはたくさんの時間が必要でしょう。
そして力ずくですることなので、バネ指・腱鞘炎・ゴルフ肘・腰痛などのゴルフ障害を抱えるリスクも高くなります。


短期間で、且つ身体にもやさしく、良いショットを打つためのスウィングを身に付けるためには、クラブの個体差をなくしてやることです。
このクラブの個体差を取り除いてやることで、ひとつのスウィングで全ての番手を同じショットにしてやることが出来るようになります。
個体差を取り除き、芯に当たりやすく・振り心地の良いクラブにするのが、クラブの回転時のバランス調整です。
ひとつの番手が上手く打てるようになれば、どの番手でも上手く打てるようになります。
球筋も打点も揃ってきます。


練習すればしただけ上手くなる
好不調の波が少なくなる
教わったことがどの番手でも生きてくる


良いショットを打つための優先順位は
1.道具(6割)
2.構え(3割)
3.動き(1割)
です。
上達の近道はあります。

持論

「後で見て下さい。」と受付の時にAさん。

2年ほど前にアイアンを買って頂いて、その後残りのクラブを2回ほどに分けて揃えて、全番手回転時のバランス調整済みになってから1年余です。

彼は自宅から200数十キロ離れた場所へ単身赴任しています。
ですからこちらに帰ってこられた時に時々アドバイスさせて貰っています。

久しぶりにスウィング拝見したら随分と良くなっていました。
スコアも30台が出てきているようで、それも納得のスウィングでした。

スウィングチェックといっても私の場合多くが構えのチェックです。
道具と構えが良くなればスウィングは良くなる、それがこの仕事を続けてきての持論ですから。

優先順位

前回の記事で書いた、一年半レッスンを受けました、というゴルファーです。
回転時のバランス調整をしてあるドライバーを打たれて後こんな事も仰ってました。

「変な力が入らないで楽に振れて良い球筋が続けて出る。
 今まではナイスショットが三発も続いた事はない。」

切れない鋸で木を切る、切れるのは息ばっかりで、力を入れた割りに切れない・仕上がりも悪い。
目立てがしっかりしてある鋸(切れる鋸)なら、必要最低限の力で早く・仕上がりも美しい。
道具が良ければ変な力みも出ないし良い結果も伴うのです。
鋸の目立てに当るのがゴルフクラブでは回転時のバランス調整です。

「クラブがスウィングを作るといっても自分のセットの中には
 こんなに打ちやすいクラブはない、
 これじゃ練習するクラブがないじゃないの。」

そうですね、ないでしょうね。(笑)
良い道具を手に入れること、何を差し置いてもこれが最優先です。
ただ費用が掛かりますから、すぐにとはいかないかもしれません。
だったらセットをまとめてでなくても、数回に分けて徐々にでも良いのです。
それも儘ならないのなら、セットの中で比較的打ちやすいと感じるクラブで練習するようにしましょう。
打ちやすい=回転時のバランスが良い、です。
ベストはなくてもベターくらいなら1本位あるかもしれません。


良いショットを打つための優先順位は
1.道具(6割)
2.構え(3割)
3.動き(1割)
です。
道具と構えでどういう動きが出来るかは決められてしまいます。
後は動きのイメージ、それはインパクトに向かって強く打つことです。
道具をすぐに変えられないというゴルファーは、良い構えを身に付けましょう。
これだけでもシングルにもプロにもなれます、時間は掛かりますが。

一番考える必要がない・教わる必要がない動きを、考え・教わっているのがゴルファーです。
教える側も動きを重点的に教えている、それも問題なのですが。

良い球が出ないのなら、先ずはクラブを疑うこと、そして次に構えをチェックすること、です。

体感

一年半レッスンを受けました、というゴルファー。
打っている球筋はというと、問題外の外野の外。(ゴメン)

先ず構えはというと、ゲートボールですか、それ?というほど、前傾が取れていない、ハンドアップのウィークグリップ。
スウィングはと言えば、動きの中をあれこれ考えてやっているので、全くクラブが振れていない。

きょうで五回目かな、週一で一時間ほどチョボラでお節介レッスンをしています。(笑)

フェースの合わせ方、グリップの仕方、身体の構え方、…どうしてそうするのかの理由を含めて、いちからやり直しです。

それでも三度ほどのレッスンで、構えは良くなって、ボールも時々は当たるようになって来ました。
(回転時のバランス未調整のクラブですから、再現性は高くないのです)
当たるようになってくると言われたことが納得できるし、楽しくもなってきます。

以前受けていたレッスンでは
「見て貰っている時は良くなるのだけど、すぐ駄目になる」
という事だったようです。
それはそうです、未調整のクラブで構えも悪いのだから、すぐまた元に戻ります。

多くのゴルファーはゴルフスウィングは特殊な動きだからたくさんボールを打って、その動きを覚えなくてはならないと思われているようですが、覚えるべきは動きではなく、構えです。
構えが決まれば出来る動きは自ずと決まってきます。
動きの中の事は「しっかりとボールを打つこと」だけで後は何もレッスンはしていません。



構えもスウィングイメージも良くなってきたので、きょうは回転時のバランスを調整してあるドライバーを打って頂きました。
もちろん一発目からナイスショット!(笑)
クラブの重要性は何度かお話させて頂きましたが、「こんなにも違うものだとは思ってもみなかった」というのが彼の感想でした。


さて、この先はどうなっていくのでしょうね。(笑)

構えのチェックポイント


●飛球線後方から
・飛球線に平行
・尾てい骨と首根っこを結んだ線とシャフトがほぼ直角
  身体のターンの力が使える
  ハンドダウンでフェースターンが自動で起きる
・足首と首根っこを結んだ線上に膝がある
  膝のスウェイが起きない
・前後の体重は拇指球
  踵荷重ではフットワークが使えない
  つま先ではふらつく

bk20170213.jpg


●正面から
・ボール位置は左足の踵の内側を基本に
・背骨は少し後方に傾く
  頭(顔)の位置はスタンス中央よりやや右
・左腕とシャフトは一直線
  上体はインパクトに近い構え
・左右の体重は上体が右に傾く分だけ少し右足荷重

FT20170213.jpg


ざっと思いつくものを挙げると上記のようになります。

スマホやデジカメで、あるいはガラスに映してもチェックできます。

項目が多いと思われるかもしれませんが、構えが動きを作るので重要です。
静の状態ですから、一度覚えてしまえば一生物です。
時々はチェックしましょう。
スウィングが悪くなる原因は、構えの狂いである場合が多いですから。

グリップ、肘の向き

上体に対して腕は斜め縦に振るものです。

そのことが解って、腕の斜め縦振りを繰り返しやってみると、
グリップはどう握るのが良いのか、
肘の向きはどの向きで構えるのが良いのか、
その答えは自ずと出てきます。

巡り合い

回転時のバランス調整の良し悪しはゴルフの腕に関わらず判るものです。
これは人間が持っている感性ですから、腕の良し悪しとは別物です。

ただ初心者でそこまで拘ってクラブを買われる方は殆どいません。
こうした調整のあることも知らないでしょうし、それを教えてくれる先輩もいないでしょう。
(知っている人でも他の人には内緒にしたりもするのものです。)
雑誌で取り上げられることもありません。

道具はある程度上手くなってから…と言われる初心者が圧倒的多数です。
良いクラブが良いスウィングを創るという思いはありません。

まだスウィングも儘成らないうちよりは、ある程度のゴルフが出来るようになってきて、そしてそんなクラブとの出逢いがあって初めて、その違い・重要性に気付くようです。
そしてフルセットでそうしたクラブを使うことで、よりゴルフが簡単に楽しめるものになっていくのを体感するのですね。
少し遠回りはしてしまいましたが、その後のゴルフライフは異次元の世界です。(笑)

「フルセットで」というのが重要で、単品でとか、混在で使われているゴルファーはなかなかその境地には到達しません。
番手による個体差で相変わらずスウィングで悩まなければなりません。

ゴルフを始めて数ヶ月でその事を知ってしまう人もいれば、最後まで知らずにゴルフライフを終える人もいます。
後者が大多数ですが…。
ゴルフに限らず、巡り合いって不思議なものですね。

CB-2008

CB2008.jpg

三浦技研CB-2000シリーズの新しいモデル、CB-2008が2月25日発売になります。
試打クラブをきょう組み上げました。(#7)
  写真手前がCB-2008、奥は前モデルのCB-2007
明後日回転時のバランスを調整します。
月曜日には試打できます。
お楽しみに。




力を使うタイミング

前回腕の縦振りをして頂きました。
  すぐにやってみた人
  腕を振る距離はこんなに短いのかと感じた人
  力を使う期間は随分と上で一瞬なのだと感じた人
あなたには明るいゴルフライフが待っています。(笑)

実際のスウィングでは身体のターン(向きを変える)が入りますから、見た目の手の移動距離は長くなります。
でもそれは身体のターンがそうしてくれることで、自分で横に長く手を振っている訳ではありません。

フィニッシュの形に拘り、フィニッシュまで手を振っていたゴルファーにとっては途轍もなく短い距離です。
実際そういうタイプのスウィングをするゴルファーもいますが、年老いてまで続けられるスウイングではありません。
ダウンスウィングの初期に身体のターンと腕の振り下ろしでインパクトに向かって打てば、後はクラブがインパクトとフォロースルーを作ってくれます。
後は流れに任せて止められるところで終わりにしたら良いだけです。
こうしたスウィングなら年老いても続けて行けます。
身体に無理・無駄も生じません。

もうひとつ付け加えるなら、この腕の振りの中にリストターンという動きは一切ありません。
腕の斜め縦の振り、手首のコック・アンコックはありますが、ターンはありません。
実際のスウィングでそう見えるのは、体のターンとクラブが振られる面と手が振られる面の差、即ちハンドダウンして構えているからです。
結果そうなることを自らがする必要はありません。

実際のスウィングではこの腕の振りを身体のターンと共にバランス良くやります。

綺麗なスウィングで上手い人

「綺麗なスウィングで下手な人」
ゴルフ雑誌の表紙のタイトルにありました。
(中身は読んでいません)(笑)

簡単に言えば形にばかりに囚われて、本来の目的を忘れてしまったゴルファーでしょうか。
ゴルフスウィングは、クラブという道具を使ってボールを目的地まで飛ばす・転がすというのが目的です。
ヘッドでボールを叩いて飛ばす。

同じように道具を使ってボールを飛ばすものに野球やテニスがありますが、バットやラケットとゴルフクラブは大きな違いがあります。
それはクラブの打点はシャフト(グリップ)の軸上にないということ、そしてシャフトが大きく撓るということです。

シャフトが撓るがゆえにグリップの延長線上に打点をもって来られるという訳です。
そしてそうしたシャフトを撓らせてボールを打つために重要な事は、力を入れるタイミングです。

では縦方向だけのシャフトの撓りについて考えてみましょう。
(実際のスウィングでの撓りは縦・横方向の合成です)
腕は斜め縦に使うものだという事は過去にお話しました。

通常の構えから前傾を解きます。(真っ直ぐに立つ)
良い構えが出来ていればヘッドはほぼ臍の高さに来ます。
この高さがヘッドで叩く目的位置だと思って下さい。(黒い四角)
ここからトップの位置、右肩の上・頭の高さまでクラブを振り上げます。
トップではコックが自然に出来ています。

ヘッドで目的位置を思い切って叩いてみます。
(今は身体のターンはないので、腕の振りだけになります。)
但し条件があります。
ひとつは強く叩くこと、もうひとつはシャフトがトーダウンする方向へ撓らせる感覚で叩くことです。(青線)

縦撓り


どういうタイミングでどの方向に力を使えばその目的が達成されるでしょうか?
素振りして体感してみて下さい。

スウィングは形だけを追っても上手くなりません。
目的に合った力の使い方が出来て初めて形も良くなってくるのです。

「綺麗なスウィングで上手い人」になれます。

一利なし

前回キャッチボールのお話をしました。
遠投での腕の振り・体のターン、とても似ていると思いませんか。

ゴルフスウィングは簡単に言えば、腕の上下動と身体の右左のターンの合成で出来ています。

手(腕)は構えた位置から右肩の上・頭の高さまで挙がります。(赤線)
そしてインパクト(構えた)位置まで戻り(緑線)、その反動でその反対側、左肩の上・頭の高さまで挙がって(黄線)いきます。

これに身体のターン(右を向き正面に戻す)が加わることで(青線)、ボールを目標方向へ飛ばすことが出来ます。

身体の動き


身体のターンを全く使わずに、インパクトエリアのフェースターンを腕の力(リストターン)で練習しているゴルファーは多くいます。
これは百害あって一利なし、です。
なぜならば身体のターンを使わずに腕を振っても良いのは、パッティングとチップショットの一部だけです。
そしてこれにはフェースターンはありません。
フェースターンが起きるような動きでは、振り幅に合った身体のターンが入り、腕は横に振るものではなく縦に振ります。
フェースターンの動きをやるのであれば、しっかり前傾・ハンドダウンして、振り幅に合った身体のターンをしながらでないと意味を持ちません。
また、正しい構えと動きでやっていれば、それはインパクトの瞬間に力ずくでするものではなく、また意識する必要もないということにやがて気付くはずです。

キャッチボールとゴルフスウィング

今回はキャッチボールからゴルフのスウィングをみてみましょう。
キャッチボールは利き腕一本で、ゴルフのスウィングは両腕でクラブを使ってボールを飛ばす、この違いはあります。

数メートルの距離に居る相手にボールを投げる
肩を軸に腕だけのアンダートスで十分ですね。(

その投げ方で届かない距離になったら、オーバースローで投げるでしょう。
腕の振りは右肩の上から左腰方向です。
距離に応じた身体の使い方もしてきます。(

もっと遠くになったら、左足も大きく挙げて身体の向きも大きく変えて投げるでしょうね。(
更に遠くなったら、それに助走も付けることもあるでしょう。

こうしたキャッチボール、誰に教わらなくてもある程度の年齢になれば皆さんそうした投げ方をするのではないでしょうか。


さてゴルフスウィングです。

:パッティング・チップショット
腕だけのストロークで十分です。
腕とクラブを一体にして首根っこを軸にストローク。
ゴルフでは両腕でクラブを持っているので軸は首根っこになります。
腕とクラブを一体にしてストロークするには、ハンドアップのほうがやり易いです。
フットワークを使う必要がないので踵荷重の方が安定します。

:ピッチショット
ボールを上げ、ある程度の距離も出さなくてはなりません。
ボールを上げるにはハンドダウン、そして身体の向きも少し変えるので拇指球荷重が適しています。

:フルスウィング
ビッチショットと同じ構えです。
より遠くへ飛ばすので、身体の向きを飛ばす方向と逆に最大限に変えます。
地面にある小さなボールを正確にヒットしなくてはならないので、、キャッチボールのように左足を大きく挙げることや、首根っこの軸をずらすことはしません。
腕の振りはキャッチボールのオーバースローと同じで右肩の上から左腰の方向です。


ゴルフはクラブを使ってキャッチボールをしているようなものです。
動き(スウィング)そのものは特別難しいことではないのです。
長い期間教わらなければ出来ない動きでもありません。

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