GOLF BLOG 「WELL OUT」

ゴルフはもっとやさしくできる

2017-04

切れない包丁は?

クラブを買い換えて思うような球筋が出ないので、
「もっと打ち込んで慣れないと駄目だね」と言うようなことを耳にします。

クラブの仕様を大きく変えたような場合は、確かになれる時間は必要でしょう。
でもそれも打ちやすいと感じるクラブの場合は短い時間でしかありません。
(打ちやすい=回転時のバランスが良い)

打ちにくいと感じて良い結果が出ないクラブの場合は、いくら打ち込んで慣れても良い球筋がコンスタントに出る事はありません。
そのクラブの癖(個体差)が判ってきて、それにスウィングである程度対応できるようになるだけです。

「7番アイアンは良い球が出るけど8番は駄目だね、8番はもっと練習しないと」
これも同じです。
8番で良い球が出るようになれば7番では以前の7番の良い球筋は出ません。

切れない包丁はいくら使い込んでも切れる包丁にはならないのと一緒です。
切れるように研いでやるのが先です。

シャフト選び

同じヘッド・シャフト・グリップで同一仕様のドライバー、A・B・Cを3本用意します。
シャフトは60グラム、フレックスはSの中調子です。
同一シャフトと分からないようにシャフトの塗装は黒1色です。

Aは回転時のバランスをベストな状態に調整、
Bはややヒール寄りに当って左へ行きやすく調整、
Cはややトー寄りに当って右に行きやすく調整します。

このスペックが打てるゴルファー10人にそれぞれのクラブを10球ずつ打ってもらいます。
そしてこの中からどれが自分に合っているシャフトか、そしてそれぞれの感想も言ってもらうとします。

おそらく10人中10人がAを選択するでしょう。
そして、打ちやすい・芯を喰う・距離も出る、と言った感想になるでしょう。

BとCは自分には合わない。
Bは引っ掛けやすい・球が上がらない・打ちにくい・軽く感じる。
Cは球が掴まらない・打ちにくい・重く感じる。
などと言うコメントになるでしょう。

同じ仕様のクラブなのに打球すれば別物のシャフトが着いているかのように感じると思います。



ひとつのヘッドで何本ものシャフトを試せる良い時代になりました。
きょうもお客様が三本のシャフトをひとつのヘッドで打ち比べていました。
でも選択は非常に難しいでしょう。
上記のように同じシャフトでさえ回転時のバランスの良し悪しで結果や感じ方は大きく変わります。
未調整の三種類のシャフトで一本を選択する事は更に難しいです。
ある程度のシャフトの特性は感じられても、結果も見てしまいますから。

そしてひとつを選べても、それで手に入れたクラブはまた同じ結果・感覚にはならないのですから。

ゴルフを楽しむために

親子で練習をする、微笑ましい光景です。

ただルールを守らないと練習場は危険な場所でもあるという認識を、もっと親御さんや大人のゴルファーには持って頂きたい。

子供さんが打席から前に出ようとすることに何の注意もしない、他のゴルファーの迷惑になるような行動も注意をしない。
それは悲惨な事故にも繋がりますし、周りのゴルファーにも迷惑です。
先ずは大人の私たちがルール・マナーを守り子供たちにもそれを伝えていかないと、楽しい筈のゴルフ練習も悲惨な結果になったり、不愉快な思いになったりします。

当練習場で昔実際に起きた事故です。

親御さんと一緒に来ていた小学生の女児がボールを拾いに打席から前のフェアウェイに出ました。
そこへミスショットのボールが彼女の顔面(鼻と上唇の間)を直撃しました。
前歯が折れ、ボールが当った箇所は穴が開いてしまいました。

ルールを守っていれば起きなかった事故です。
万に一つも起きない事故かもしれませんが、起きれば悲惨です。
子供たちを守ってあげて下さい。
スウィングを教える前に、そうした事故が起きないよう十分に注意をし、ルール・マナーも教えてあげて下さい。
ゴルフを楽しむために。

14種類覚えますか?

いつもお話させて頂いているように、組み上げただけのクラブには個体差があります。
例えば同じ仕様のドライバーを100本組み上げたにしても、芯を喰って打ちやすいクラブは偶然の数本でしょう。
ドライバーを買って、そうした当りのクラブに巡り合う確立は数パーセントでしかありません。
単品で購入できる番手はまだしも、セットで購入するアイアンにいたっては、全ての番手で当たりと巡り合う確立は限りなくゼロに近いのです。

レッスンを受けているお客様から良く聞くのは、
「見てもらっている時は良いショットも出るけど、見てもらっていないとすぐ駄目になる」
「番手を変えるとそれまで打っていた番手と同じような球が打てない、同じように打っているつもりなのに」
「もう長いことレッスンを受けているのになかなか上手くならない」
と言ったようなことです。

これらの一番の原因はクラブの個体差にあります。
番手によって打点・球筋・打ちやすさに違いがあるからなのです。

ただこうした認識が、レッスンを受ける側にも教える側にもありません。
だから個体差があるクラブを使い続ける限り、全ての番手で芯を喰って・同じ球筋で・気持ち良くスウィング出来る日などやってこないと言って過言ではないでしょう。
どこかで終わりにするか、ずっと受け続けるしかありません。
最大公約数的スウィングをマスターすれば、もちろん上達は望めますが、身体に掛かる負担も増えます。

回転時のバランスを調整しクラブの個体差をなくしたセットの場合、まずどの番手でも気持ち良くスウィング出来ます。
球筋も番手によって逆球が出るようなこともなく、長さやロフトの違いで難易度は変わりますが同じような球筋になります。
芯も喰いやすくなります。
ひとつの番手で修正した事は全ての番手に反映されます。

教わるべきは基本的な構えとスウィングイメージであって、番手固有のスウィングではありません。
多くのゴルファーは14種類のスウィングをマスターしようとしています。

先ずはクラブを整える、それが上達の近道です。

チューニング

楽器には調律(チューニング)という作業があります。
ピアノにしてもギターでもバイオリンでも…。

これが狂っていればどんなに素晴らしいプレーヤーが奏でようが聞けたものではありません。
テクニック以前の問題です。

ゴルフクラブでこの調律(チューニング)に当るのが、回転時のバランス調整です。
基本性能がしっかりしているクラブであれば、これをすることでどの番手でも芯を喰いやすく・同じ球筋になり、打ちやすくもなります。

きょう一年半レッスンを受けたというゴルファーが練習に来られましたので、打席に行ってみました。
アイアンを練習していたので、同じような仕様のチューニング済みのアイアンセットを持って行って打って頂きました。

5番は全く打てないので練習する気もしないと言っていたので、7番を打った後に5番も打って頂きました。
そしてその後に4番も。
「4番なんてバックに入れている人いないんじゃないの」と言いながらも、思わず拍手したくなるようなナイスショットも。(笑)
ご自身の5番アイアンは酷いもので全くナイスショット無し。

多くのゴルファーはクラブで遠回りしています。
同じスウィングでももっと短期間で上達できる近道があるのに、ね。

 | HOME | 

FC2Ad

FC2カウンター

プロフィール

duffer_ksan

Author:duffer_ksan
ようこそ!
GOLF BLOG 「WELL OUT」 へ
ゴルフに関わって40年
日々感じていることを綴っています。
ゴルフはもっと易しく出来る。

ドライビングレンジ&リペアルーム:
平ゴルフセンター
PHOTO BLOG :いのちの風光

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード