GOLF BLOG 「WELL OUT」

ゴルフはもっとやさしくできる

2017-09

馬・人・クラブ

シャフト差し替えでご来店のお客様が工房にある試打アイアンをみて、「むずかしそうだねぇ」と一言。

試打されたお客様からは、「自分の5番アイアンは難しくて使う気にならないけど、ここのは打ちやすいし良い球が出るね。」と言われることが多いのですが。
多くのゴルファーは見た目で判断されますから。

一見やさしそうなヘッドのアイアンも未調整だと打つと難しく、難しそうなアイアンも調整されていると打つとやさしかったりするのです。

「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」
クラブはというと
「回転時のバランス調整されたものを打ってみよ」ということです。

14種類と1種類

良いショットを打つ為の優先順位とその割合は
1.道具(6割)
2.構え(3割)
3.動き(1割)
だと私は40年のドライビングレンジ生活で思っています。

道具においては仕様が合っているということと、回転時のバランスが整っていること、この二点です。

ゴルフを始める初期の段階からこうしたクラブでゴルフを始められる方は殆どいません。
ある程度ゴルフをしてから縁有ってそうしたクラブに出逢い、違いを感じ取り、使い始めるようになるのです。
ゴルフ人生の中でそうした出逢いもないまま過ごされるゴルファーが殆どですが。

ゴルフを始める初期の段階からそうした道具を使い始めたら、どの程度の期間である程度のスウィングを身に付けられるのか、そんな稀有な出逢いに恵まれました。

週一回、80~120球程度の練習です。
良い構えが身に付くのに1ヶ月、スウィング的にはトータルで3ヵ月、それが今回の結果でした。
パット、アプローチ3種類、そして全ての番手でのフルスウィング、基本的なことだけですが。

打ち心地がどの番手でも同じで良い事、スウィングのミスがその通りの結果となって現れる事、番手によって傾向が変わったりしない事、これらが大事なことです。
その結果スウィングがひとつに短期間で纏まって行きます。
後はボールを打って精度を高めていくことでしょうね、時々のチェックは必要ですが。

1本1本性格の違う未調整のクラブだと、短期間でここまで到達する事は難しいでしょう。
14種類と1種類の違いですから。

クラブの進化

「クラブって本当に進化しているの?」と聞かれることがあります。
そうしたことを聞いてくるという事は、どこかでそうでもないと思っている事があるからでしょうか?

私が初めてクラブでボールを打ったのは今から53年前、
自分のクラブを手に入れてゴルフを始めてからは40年が経ちます。

私がゴルフを始めた当時、実測200ヤードをドライバーでコンスタントに飛ばせれば日本オープンに出ても問題はない、といった内容のことをトップアマが言っていました。
飛距離ひとつをとってみてもクラブは大いなる進化を遂げました。
ヘッド・シャフト・ボール共に素材の変化が大きく貢献しているのでしょう。

距離が出てミスヒットにも強いクラブを私達は手にする事が出来るようになりました。
ある意味、やさしいクラブが手に出来ようになったとも言えます。
ですがドライビングレンジに40年居て、アマチュアのスウィングやスコアがクラブの進化と共に向上しているかというと、そうした実感はありません。

それはやさしいクラブは手に出来ても、芯を喰いやすい・打ちやすいクラブを誰もが最初から手にする事は今だ出来ていないということです。

包丁で物を切るのに最優先される事は「切れ味」です。
「切れ味」が悪いのに「捌き」をいくら習っても良い結果は伴いません。
打ちにくいクラブで出る結果を動きで矯正しようとしている、この点に関しては昔も今も全く変わっていません。

全ての番手で打ちやすく芯を喰いやすくする、その技術は既にあります。
ゴルフを始めるその日からそうしたクラブを誰もがフルセットで手に出来る日が来て初めて、「クラブが進化した」と言えるのかもしれませんね。

人それぞれ

あるお客様がPwとAwの間の距離をフルスウィングで打てるクラブが欲しい、ということで50度のロフトのクラブを購入。
シャフトを他のアイアンと同じものにリシャフトして、と依頼されました。

リシャフト後2日間寝かしてから回転時のバランス調整するというのが私流です。
グリップを装着する際に使う溶剤の完全揮発を待つためです。
100分の数グラム単位で調整するのでこうした待ち時間が必要になります。

明日調製という時にお客様がご来店され、クラブが気になる様子だったので調整前でしたが打って頂きました。
想っていた距離が出るということで納得されていましたが、打点・球筋はいまひとつでした。

翌日調整したものをお渡しして打って頂きました。
「昨日とは全然違う、打点も一点だし球の散れも少なくなったし打ちやすい。」
「さすがだねぇ。」とご満足頂きました。
それまでもクラブはフルセットで調整済みをお使いですから、その違いは十分体感して頂いてはいます。

「回転時のバランス調整は信じない人もいるから。」と彼が最後にポツリと。

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