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GOLF BLOG 「WELL OUT」

ゴルフはもっとやさしくできる

2019-10

力み(りきみ)

クラブでボールを打つ、それがゴルフです。
道具を使って物を打つ、特にゴルフで妨げになるのが「力み(りきみ)」です。
手・手首・腕の力みがあると道具を使い切れません。
例えば金槌で釘を打つことを想い出してみて下さい。
手・手首・腕に力みがあると上手く打てませんね。

「手の力み」
グリップを握る力加減です。
グリップはグリップエンドが一番太いテーパー状になっています。
グリップに掛かる力は引っ張り力ですので、軽く握っても抜けません。
左手だけでクラブを握り、右手はシャフト中央程を持ち、右手でヘッド方向、グリップ方向に力を加えてみて下さい。
ヘッド方向に力を加えた時は抜けず、グリップ方向では抜ける(ずれる)位の力加減です。

小指側3本でしっかり過ぎる、などと言う方もいらっしゃいますが、傘を差す時にどの指に力を入れかを意識はしません。

手に力が入る原因の一つが握り方にもあります。
掌、小指側の手首に近い膨らみをグリップの真上に乗せること、これで人差し指とこの膨らみで支点・力点が出来、クラブを支えられます。
左手の甲が目標に正対する位置よりやや右回りになり、スクエアグリップになります。

「手首の力み」
手首に力みがあるとヘッドを振ることが出来ません。
コック・リリースができにくくなり、自然なリストターン(ヘッドターン)が出来なくなります。
へその高さでクラブを垂直に持ち、重さで右回りに落としてみて下さい。
ぐるりとヘッドが回転していくようなら大丈夫です。

「腕の力み」
クラブを振るためには腕の力も必要です。
ですが、力んでいては良い動きになりません。
真っ直ぐに立ち万歳をするときのように腕を挙げます。
肘は軽く伸ばします。
真上少し手前で止めます。
力を抜いてみましょう。
腕はその重さで落ちてきます。
落ち切っても前後にぶらんぶらんと動いている筈です。
次に少し勢いを付けて振り下ろしてみます。
重さだけで落とした時よりもスピードは上がります。
どの辺で力を加えたら楽にスピードアップ出来るのか、落ち切った後のぶらんぶらんが継続するのか、を感じ取りながらやってみて下さい。
最適な力を入れるタイミング、腕を振る感覚が解ると思います。


これらの力みはスウィングが良くならないだけでなく、ゴルフ障害にも繋がります。
手の力み=ばね指、手首の力み=腱鞘炎、腕の力み=ゴルフ肘などです。
お身体を大切に、ゴルフを楽しみましょう。

ボールを打つということ

ゴルフのスウィング、特にダウンスイングでの身体の動きについて事細かに分割し一部を意識して練習することは、良い結果に繋がらないと私は思っています。

例を挙げれば

「ダウンスウィングでのタメ」
ダウンスウィングで右ひじを絞り込むことでタメを作る。
これは意識して絞り込むのではなく、結果として絞り込まれるものです。
トップへクラブが上がって行く、大きな力を出そうとすれば無意識で足元から動き出し左ターンが始まります。
そうした動きで結果右ひじがより畳まれタメが出来ます。
一瞬のダウンスウィングで意識してタメようとすればヘッドが遅れリリースが間に合わずスライスが出るのは当たり前です。

「インパクトエリアでのフェースターン」
良い構え、適度な前傾・ハンドダウンの構えが出来ていれば、手の軌道とヘッドの軌道の違いから勝手にフェースターンは起きてしまいます。
勝手に起きることを意識してインパクトの瞬間に力づくでしようとすれば、ダウンスイングはコンマ数秒の世界ですから、トップからリストターンすることを意識しなければ間に合いません。
手や腕に力が入ります。
その結果、足元から順序良く動き出す自然な動きが阻害され末端から動かすことになり、大きな力も出せずタメも出来ず、アウトサイドインの軌道で振ることになります。
インパクトの瞬間に力づくですることは再現性も低くなります。

「フォロースルーで左ひじの畳み」
「大きなフォロースルー」
「数秒間静止していられるフィニッシュ」
これも自動でそうなることであって、自分で意識して行うことではありません。
スウィングの目的はクラブでボールを打つことです。
打った後を自分で作ることを目的にすれば、打つという行為が疎かになります。
フォローやフィニッシュはスウィングの良し悪しを判断するバロメーターにはなりますが、それをすることが目的ではありません。

他にもありますが代表的なのを幾つか例に挙げました、。


ダウンスイングの一コマ一コマの形は、良いスウィングでは「そうなっていた」という、後付けでしかありません。
道具を使って物を打つ動きは、自分の中に既にプログラミングされています。
それを引き出すのが良い構えです。
良い構えが出来れば後はクラブで強くボールを打つ(叩く)ことを思えば、オートマチックに良いスウィングが出来てしまいます。

どの番手でも良いショットを同じスウィングで打ちたいのであれば、全ての番手で回転時のバランスを調整してあげれば良いのです。
優先順位としてはこちらが先ですが。

同じスウィングをさせてもらえない回転時のバランスに個体差のある14本のクラブで、良い構えをとらず、ボールを打つということを忘れ、一瞬の身体の動きに気を取られていては、「ゴルフって難しい」から抜け出ることは出来ないでしょう。
ゴルフはもっとやさしく出来るのに。

開眼

ネットの記事だったか、「開眼」と「瞬き」について書かれていたのがありました。
内容は詳しくは読んでいなので。(^^ゞ

練習していると「おっ、これだ」という開眼を経験することは多くのゴルファーが経験していると思います。
なぜそれが「開眼」にならず「瞬き」で終わってしまうのか、私なりの考えです。

ゴルフというスポーツはクラブという道具で球を打ちます。
そしてそのクラブは最大14本まで使うことが許されています。
この14本も使えるというのが、一番の問題なのです。

ヘッドスピード40m/sは時速すると144km/hになります。
クラブは高速回転体です。
回転するもので問題なのが重心の位置と回転中心の位置です。
これにズレがあるとスムースな回転にはなりません。
高速回転体になればなるほどそれが重要になります。

自動車のホイールとタイヤはホイールバランス調整ということをして、この問題を解決しています。
丸く作られたものでさえ、高速回転するものではこうした調整が必要になります。

ゴルフクラブではどうかというと、こうした調整はされていません。
よって14本のクラブで、それぞれに打点・球筋・打ちやすさに違いが出てしまうのです。

クラブに個体差があれは、一本のクラブで開眼したことは他のクラブには適応されません。
全ての番手で回転時のバランスを調整してあれば、「開眼」が「瞬き」にならず、そのまま全ての番手に生きてくる可能性はあります。

そしてもう一つ。

ダウンスウィングは一瞬の動きです。
そしてそれは既に身体に最適な状態でプログラムされています。
ボールを打つという意識で全自動で起きてしまうものです。
ですからその一部を手動に切れかえれば、全体を乱してしまうことになります。
たまたま上手くいくことはあっても、全自動の動きに再現性ではかなわないのです。

良いショットを高い再現性で行うには、
先ずは良いクラブと良い構えを手に入れることです。
動きの中で自分で作り上げることは、バックスイングの前半までではないでしょうか。

全自動

大きなボールあるいは枕をゴルフボールあるいは飛球線方向に投げることを以前記事にしました。
数回やれば誰でもが目的を達成できます。
「動きを何か意識しましたか?」との質問に皆さん「何も」と答えられます。
手段を意識していないのです。
「目標に向かって投げること」それしか思ってはいません。
もっと遠くへ、あるいはもっと強くとお願いすれば、それも難無くやってのけます。

ある程度の年齢になれば、そうした動きは手段を意識せずにこなせるということです。
あなたの身体にそうした良い動きは既に備わっているのです。

動き始めたら「ボールをクラブで打つ」ということを思うことで、全て自動的に良い動きが出来てしまう。
その為に必要なのは、そうなってしまうための構えであり、芯を喰って狙った所に打てる打ちやすいクラブです。

多くのゴルファーは良い結果が出ないと、一瞬で終わってしまう動きの中を細切れにして修正しようとします。
そしてクラブの個体差で起きることもまた動きの中で修正しようとします。

スウィングをシンプルで再現性の高いものにするには、動きの中をあれこれ考える前に、良いクラブと良い構えを手にすることです。

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