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GOLF BLOG 「WELL OUT」

ゴルフはもっとやさしくできる

2018-08

返すのか返るのか

フェースターンの話です。
インパクトエリアでフェースは返すのか返るのか?
返すことを意識してやってるゴルファーと意識せずに返っているゴルファーがいます。
その違いは何なのでしょう。

ゴルフクラブは野球のバットやテニスのラケットとは構造上大きく違うものを持っています。
それはシャフトの軸上に重心の位置がないことです。
重心の位置が偏っているのです。
構えた状態では上に、そして右に偏った位置にクラブの重心位置はあります。
そしてゴルフのシャフトは撓ります。
これらがゴルフクラブの構造上の特徴です。

バックスウィングでは腕の右ロールが入るのでフェースは構えた状態より開きます。
ダウンスウィングは身体の左ターンでスタートするのでフェースは切り返しで更に開きます。
クラブは重心の位置がシャフトの右側にあるという開きやすい構造の上、更に上記のような動きでダウンスウィングでは開いた状態で降りてくるのです。

開いたフェースをインパクトでどうやったらスクエアに戻せるのでしょうか。

多くのゴルファーはここでリストターンという言葉を思い出すでしょう。
インパクト前後でリストをターンさせることでフェースターンさせる、ということです。

ヘッドスピード40m/sのゴルファーのインパクトは時速にすると144km/hです。
高速回転するクラブヘッドを自分の意志で毎回スクエアにすることが可能でしょうか。
先ず無理です。
再現性は低いです。
スライスも出ればフックも出る、時々真っ直ぐも出る…状態でしょう。

ではもっと簡単にフェースターンを実行できる手段はないのでしょうか。

フェースターンが自動で起きてしまう手段はあります。
それは構えです。

飛球線後方から構えを見た場合、シャフトと腕は手首を境に「くの字」に曲げて構えます。
この曲がり具合がフェースターンに大きく影響するのです。

もしシャフトと腕が一直線ならクラブが振られる面と手の振られる面は同一面ということになります。
ですがゴルフでは手首を境に「くの字」に曲げて構えます。
この曲がり具合がフェースターンに影響するのです。

曲がり具合の度合い(ハンドダウンの度合い)で変わるのは、ヘッドと手の面の差です。
ハンドダウンの度合いが大きくなれば、手の面はよりアップライトになります。
ヘッドとの面の差が大きくなるということです。

ダウンの途中まで手とヘッドは同一面を動いてきます。
インパクトエリアでは手はその面から外れ身体に近づいてきます。
この動きで腕には左ロールが発生し、クラブにも左回転が発生します。
フェースが返っていく動きです。

ハンドダウンの度合いが大きいほどこの力は大きくなります。
ハンドアップで構えるとこの力はすこししか発生しません。

もうお分かりかと思いますが、適度なハンドダウンで構えるとリストターンは自動で起きてしまうのです。

ハンドダウンの構えは股関節から前傾しない限りとることは出来ません。
多くのゴルファーはこの股関節からの前傾が不足しているので、ハンドダウンの量が少ないのです。
よってインパクトエリアでのフェースの自動で起きてしまうターンの量が不足してします。
結果多くのゴルファーはスライスで悩みます。

かといってインパクトエリアでリストターンを自分の意志ですれば、それは再現性がないので右へも左へも曲がる球筋でまた悩みます。

シャフトは撓ります。
重心の位置が上(縦)にもずれているので縦撓りも起きます。
ですからソールはトー側が少し浮くのが正しいソールの仕方です。
ソールを平らに置くのがソールの仕方だと思っているゴルファーは多くいます。
これもまた適度なハンドダウンで構えられない要因のひとつです。


どの程度のハンドダウンの量が適切かというと、
構えた時に首根っこと尾てい骨を結んだ線とシャフトの線が直角に交わる程度のハンドダウンの量が良いと思います。

ピッチショットでのミス

ショットは大きく分けるとボールを上げるショットと、転がすショットに分けられます。
転がすショットに入るのはパッティングとチップショットです。

スウィングで言えば、上げるショットは2(ツー)レバーのスウィング、
転がすショットは1(ワン)レバーのスウィングです。

ツーレバーのスウィングは手首のコック・アンコックが入ります。
腕とクラブが手首を軸に二つのレバーになるので、ツーレバースウィングです。
そして身体全体のターンが入ります。

ワンレバーのスウィングは手首のコック・アンコックが入りません。
腕とクラブがひとつのレバーのように動くので、ワンレバースウィングです。
ターンするのは上体だけです。

上げるアプローチショット(ピッチショット)は、ツーレバーのスウィングです。
振り幅が小さくても振り幅に見合った身体のターンが入ります。
振り幅が小さいからといって腕だけの横振りでこれをしようとすると、いろいろなミスが出ます。

軽いものを速く振る素振り

重いもので素振りをしているゴルファーは良く見かけます。
素振り用のバット、あるいはアイアンを2本持ってとか。
竹箒なども振れば重いものに入ります。

重いもので素振りするメリットは
大きい筋肉を使うようになる、筋力が付く。
デメリットは、腕に力が入り過ぎる、振り遅れる。

たまにクラブを逆さに持って振っている人も見かけますが、軽いもので素振りをしている光景はあまり見かけません。
軽いもので素振りをするメリットは、
力まず速く振れる、振り遅れない、身体とクラブのシンクロが取りやすい、などでしょうか。

クラブの逆さ持ちだとシャフトだと細すぎるので、ホームセンターなどで握りやすい1メートルほどの木の丸棒を購入するか、
使い古しの長箒の柄だけを切り取って使っても良いでしょう。

軽いものを速く振る素振り、お薦めします。

BALDO 420

試打ドライバー

ヘッド:BALDO TTX 420 (10.5)
シャフト:SPEEDER EVO4 661 (S)


グリップ交換

回転時のバランスが未調整のクラブをお使いのゴルファーのお話です。
「グリップ交換したら打ちやすくなったよ、新しいグリップは良いねぇ。」

劣化の進んでいるグリップだと滑りやすかったりもしますから、やはり新しいものは良いですね。
ただこの会話の本当の所はそこにはありません。

グリップ交換することでグリップ重量は変化します。
まったく同じ銘柄のグリップを着けてもです。
グリップには重量公差があります。
カタログで50gと記されているグリップは全て50.0gではありません。

ドライバーの場合グリップ重量がどの位変化したら打点・球筋・打ちやすさが変化するかというと、100分の数グラムです。
グリップの重量公差はこれは遥かに超えています。

グリップ交換したら打点・球筋・打ちやすさはほぼ100パーセント変わると思った方が良いです。
未調整のクラブの場合、良い方へ転ぶ場合もあるし逆の場合もあります。
打球するまで全く分かりません。

上記のお客様はたまたま良い方へ転んだということです。
ベストではなくても以前よりベターに転んだということです。

グリップ交換したら最低でも1日は寝かせてから打球して、どのような球筋が出やすいかをチェックする必要があります。
使い慣れているクラブだからと高を括って、グリップ交換後打球もせずにコースへ持ち込むととんでもないことにもなりかねません。

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